恥ずかしがり屋のMくんに発表会を経験することで自信をつけて欲しい
現在6年生のMくんは小学校低学年からレッスンに通ってくれています。家での練習習慣には波がありますが、やる気になると、1週間で曲を仕上げてきてくれることもあるお子さんです。ただとても恥ずかしがり屋さんで、大きな発表会には出た事がありませんでした。今回は曲も準備できているし頑張って出てみようと励まし、出演することになりました。
バッチリ服装もきめ元気に会場に来てくれたMくん。午前中のリハーサルは無事に済みました。
さて本番ですが、舞台袖で待つ間、初めての経験で
あまりの緊迫感に気分が悪くなってしまい、もう出るのを止める…と言われました。とりあえず休憩して
プログラムずらそう、と。
曲も準備して頑張って来てくれたので、何とか舞台に上がって欲しい思いで、休憩時間に一生懸命励ましました。みんな少しくらい間違っても、出てるやろ？
ミスしてもいいんやで、舞台にひとりで出るだけで
勇気があってすごいことなんだから！と。
休憩後の最初のプログラムに出演したMくん。
ひとつのミスも無く、立派の演奏してくれました！
発表会後初のレッスンで・・・
当日の経験はMくんにとってどうだったかな、と気になっていて・・・
M君発表会どうだった？と聞くと、いつもどちらかと言うとおっとりの話し方のM君が間髪入れず
『楽しかった！』と。発表会企画からの色んな疲れが、吹っ飛んだようでした。
M君の音楽人生に小さなきっかけが作れたのかな・・・とおこがましいですが感じました。
M君今は、ベートーヴェンのトルコ行進曲を練習しています。これを今度の発表会で弾きたいそうです。
そして夢は広がりその次の発表会ではモーツァルトのトルコ行進曲を弾きたいそうです。これはもっと難易度高いよ〜でも毎日の練習を欠かさなかったら、いつか弾けるよ！と励ましながら、レッスンしています。
音楽ってほんとにいいわ〜ピアノ習っててよかったわ〜と言いながら帰って行くM君の姿に、感動の思いです。何とかその夢を叶えてあげたい・・・と
音楽の力をつけて楽しめるようになるのは、短期間で簡単に出来ることはありません。だからこそ身についた時には、楽しめるだけでなく、自分の自信となり、支えにもなってくれると思います。生徒さんひとりひとりをそれぞれの形で支え、励ましていける教室でありたいと思っています。
